2016年08月15日更新8月以降における熱中症予防対策の徹底を!

 夏休み明けなどには熱順化※にも配慮を!!

※「熱順化」とは,熱になれ当該環境に適応することをいいます。

  熱中症の発症ピークは一般的に7月から8月であることを踏まえ、8月以降においても職場における熱中症予防対策の更なる徹底が必要です。

  労働者の熱順化(熱に慣れ当該環境に適応すること)については、熱へのばく露が中断すると4日後には順化の顕著な喪失が始まります。
  このため、夏季休暇後など、一定期間暑熱環境における作業から離れ、その後再び当該作業を行う場合等においては、労働者は熱に順化していない状態に再び戻っていることが想定されます。
  熱中症予防対策に取り組みにあたっては労働者の熱順化の状況も踏まえた対応をお願いします。

○職場にWBGT測定器を設置し,WBGT値による作業管理を徹底しましょう
○作業の途中に涼しい場所で十分な休憩を取りましょう
○熱への順化期間を設けましょう
○自覚症状の有無にかかわらず,水分と塩分を十分補給しましょう
○透湿性・通気性の良い服装や帽子を着用しましょう
○労働者の健康状態を確認しましょう
○労働者は,前日の飲酒を控え,睡眠・朝食をしっかり取るなど日頃の健康管理に努めましょう。