2020年07月31日更新治療と仕事の両立支援「健康診断結果を無駄にしない!今日からはじめる健康づくり」山陽精工株式会社さまで研修会を開催しました!

 山梨産業保健総合支援センターでは、「治療と仕事の両立支援」を目的とした事業所内研修のお手伝いをしております。
 「治療と仕事の両立支援」は、病気を抱える労働者が治療管理しながら働き続けるための支援にとどまらず、予防できる病気を予防するための生活改善、定期的な健康チェックで病気を早期に発見し早期治療に結び付けることを含めて、事業所の取り組みに合わせた研修に対応いたします。企画を含めてぜひご相談ください。
 今回、7月8日(水)に開催された社内研修で、「健康診断結果を無駄にしない!今日からはじめる健康づくり」と題してお話させていただいた、山陽精工株式会社さま(大月市)の健康づくりへの取り組みを紹介いたします。(産業保健専門職 小川)

【企業紹介】
山陽精工株式会社   従業員数101名

事業内容
(1)光学機器、半導体製造装置、航空機、医療機器、電気自動車などの金属部品加工、光学機器等の組立
(2)生体測定技術を活用した自社医療機器の製造販売、OEM・ODM受託サービス、法規制サービス
(3)精密な温度制御で試料の状態変化を観察できる高温観察装置の製造販売、受託試験サービス

・会社外観(医療機器下和田工場)

 

 

 

 

 

 

【社員の健康づくりの取り組みや経緯は?】
 人生100年における定年延長の動きを考えると、社員がイキイキと働くための「健康づくり」は大きな経営課題だと捉えています。
 一方、自社で「痛み測定装置」や「血圧脈波測定装置」など自社の医療機器を製造販売しています。疾病予防のための医療機器を製造する会社の社員が“不健康”なのはどうなのでしょうか。このような「思い」から、けんぽ協会様の「健康事業所宣言」の認定を受け、社員の心と体の健康づくりに取り組んでいます。
 具体的な取り組みとして、人生における生きがいを感じるために希望者を募ってのボランティアだけでなく、個人的にもボランティア活動に参加してもらっています。また、勤続表彰のお祝いとして、人間ドックの費用を会社で全額負担しております。
 さらに県内で開催されるマラソン大会、毎年、欠かさず参加している大月市内駅伝競走大会、昼休み中の散歩や定時後の「走ろう会」など運動への取り組みや分煙対策も行なっているところです。

【研修会を企画したきっかけは?】
 新型コロナウィルス感染の影響を受け、毎週水曜日の午後を「今日以上の明日を目指す日」として教育の時間に充てています。その中で、健康診断の結果をさらに自身の健康の保持・増進につなげていく時間として、また「健康経営」への取り組みの契機となるように企画しました。新しい生活様式として3密防止のため、Webにより東京都八王子市内、大月市内の3ヶ所で講演を配信した研修会としました。

 

 

 

 

 

 

【産業保健総合支援センターを利用していかがでしたか?】
 自分の健康づくりのためにお話を聞くことができてよかった。もっと詳しく聞いてみたいなど、研修参加者から意見が寄せられました。
 産保センターでは、メンタルヘルス対策支援も行っているとの事、継続してこのような機会をつくりたいと考えています。今後も、健康経営への継続的な取り組みにセンターを活用したいと思います。

 担当者
 山陽精工株式会社 総務部副部長兼経営品質課長 小泉利明
  URL  http://www.sanyoseiko.co.jp/company.html