所長あいさつ
日頃より、山梨産業保健総合支援センターをご活用いただき誠にありがとうございます。
さて、本格的な高齢化社会の到来と高年齢労働者の増加、労働力人口の減少、産業構造の変化等、労働者を取り巻く環境が変化する中で、一般健康診断の結果、脳・心臓疾患につながる所見を始めとして何らかの異常所見を有する労働者は、5割を超える状況となっています。
特に山梨県は他の都道府県に比べて高齢化は早く、一般健康診断の有所見率も高くなっており、生活習慣病の結果としてのCKD(慢性腎臓病)の方も多いと言われています。
このような中、職業性疾病や労働による健康障害を防止し、メンタル不調や生活習慣病を予防するなど、予知予見のもと未然防止を図る産業保健活動は大変に重要だと思っております。
山梨産業保健総合支援センターと県内4か所の地域産業保健センターは、医師会、行政機関、関係団体等との連携を深め、事業者や産業保健関係者が行う産業保健活動を総合的に支援することにより、働く人の健康確保を図るべく取り組んで参りますので、よろしくお願い申し上げます。